ロングテールとはアメリカの雑誌「Wired」で編集長を務めていたクリス・アンダーソンによって提唱された概念で、商品の売り上げをグラフにした時に、小規模で見逃しがちな事業領域の商品は横長に売り上げが伸びていくことから「ロングテール」と呼ばれています。グラフの形が恐竜の尻尾の形に似ていることが名前の由来です。ロングテールSEOとは、検索順位を有効的に上げる方法で、キーワードをニッチなものに絞ることでアクセス数を伸ばす方法となっています。検索数の多いキーワードは、競合サイトも多く、検索順位を上げることが至極難しいものとなるでしょう。検索数の多いキーワードはあえて外して、検索数の少ないキーワードに的を絞ることで検索上位を狙うことで、サイトへの流入につながりアクセス数がUPします。
アクセス数を挙げるための戦略として、敢えてハードルを下げることで自身が作り上げたサイトへのアクセス数を効率的に上げていく方法は優れたキーワード戦略として考えられています。
検索結果ページの構成を知っておこう

SEO(検索エンジン最適化)を考えていく場合、検索結果ページがどの様に構成されているか知らないとはじまりません。そこで、簡単にご紹介します。まず、大きく分けて広告が表示されている「リスティング広告枠」とSEOの対象となる「オーガニック検索枠(自然検索枠)」とがあります。Googleの検索結果ページのことを「SERP」 (Search Engine Result Page)といいます。複数ページの場合は、「SERPs」とも言います。他、ユーザーが用語の意味を知りたいときにSERP上で表示される「強調スニペット」(スニペットとは、Webページの紹介文を言います)や「ニュース」あるいは検索ユーザーのニーズによって位置情報が表示されることもあり、最後に検索キーワードの候補が表示されています。
オーガニック検索枠の表示について、もう少し詳しくご紹介します。各検索結果には、それぞれ、タイトル、URL、スニペットという3要素に構成され、それぞれ順に青、緑、黒と色分けされており、表示スタイルは、コンテンツによって変わってきます。また、ブログ記事の検索結果では、URL部分に「パンくずリスト」(表示されているWebページがWebサイトのどこに位置するのか階層構造で示したもの)が表示されます。スニペット部には日付の表示もあります。また、パソコンとスマートフォンという使用端末によっても、タイトルやスニペットに違いが出てきます。スマートフォンの場合には、SERPで1画面(ファーストビュー)におさまるコンテンツは、せいぜい1つか2つ。そのため、同じ1位という表示順位であっても、複数表示のパソコンに比べ、検索結果表示が一つのスマートフォンでは、クリックされる確率が高くなる傾向あり、といった表示上の特性も考慮に入れておく必要があります。
SEOは事実を知ることが大事 |
SEOにおいて、事実を知ることはとても大事なことです。けれど、目標キーワードの順位しか確認しない人が多いのも事実です。Googleウェブマスターツールのコンテンツキーワードで確認できる単語の組み合わせによっては、すでに上位表示されているキーワードが見つかることがあります。20〜30個の単語をピックアップしてみてください。単独、または複合キーワードでGoogle検索、または順位確定ツールで調査してみるとよいでしょう。その中で30〜50位くらいに検索されるキーワードがあれば狙い目と考えて良いでしょう。運用歴のウェブサイトであれば、複数のキーワードが30〜50位以内に検索されることもあるのです。その中に、ピックキーワードが含まれていることも少ないありません。SEOを意識しなくても、50位以内に検索されるということは、Googleが一定の評価をしているということです。短期間で1ページ目や2ページ目に上がるチャンスが高いと言われています。それを中目標や少目標にして、WordPress-SEOを実践してみましょう。50位→40位→20位→13位といった具合に、するすると順位を上げていったならば、WordPress-SEOは順調にいっているということです。多くのキーワードで上位を獲得するということは、大目標にも影響します。このひと手間はかける意義があるというもの。頑張りましょう。この方法で発見したキーワードは、目標キーワードにするのか、目標キーワードにするための手段と割り切りるのかを判断すべきです。偶然発見したキーワードの順位を上げることを目標にならないようにしたいところ。ここは注意が必要となります。
SEOの効果が期待できる作業 |
リンク構造に直結しているパンくずリストやリンク切れチェックはSEOの効果が期待できる対策です。パンくずリストは、ページナビゲーション、内部リンクの観点でとても大切です。ユーザーが閲覧しているウェブページを階層で表示するものです。また、リンク切れというのは、Googlebotや検索サーバーに負荷をかけるものです。「リンク切れを解消することはウェブサイトに良い影響をもたらす」とGoogleもコメントをしています。くれぐれもリンク切れは確認して解消するようにしましょう。リンク切れのチェックは、プラグインを使用する方法があります。また無料ツールを利用することもできます。これらを利用すると、問題のあるURL、ステータス、リングテキスト、ソースが一覧で表示されます。ソース部分をクリックすると、固定ページの編集画面に遷移することができます。WordPressなら、関数とプラグインを活用することで、運用の手間を大幅に削減することができます。必ず対策しましょう。SEOには終りがありません。きついかたは思い切ってSEO対策会社にお願いするのも手です。SEOは継続して行うことが大切です。継続するにしても、Googleに評価される効果的な運用方法というものがあります。まずページ内のテキストを増やすこと。ウェブページを増やすことは、インデックスステータスの改善につながるのでとても効果的となります。また、すでにあるウェブページにテキストを追加することもSEOでは有効と言われています。テキストの追加は、とっぷぺーじ、目標ページ、サブページなど、すべてのウェブページが対象となります。すでに公開されているウェブページに新しいコンテンツを追加したり、関連情報を追加していきましょう。